キッチン会議

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母との思い出

並んで過ごすキッチンでの会話

コラム | 2016.6.7

みなさんは子供の頃お母さんとキッチンで会話をするというような経験はあったでしょうか。先日ある方から伺った話で、子供の頃は食事の後の片付けの時、お皿をお母さんが洗って隣で水を拭き取りながら並んで話をする時が本音で話をする時間だったという話を聞きました。確かににそうかもしれません。食事を作ってもらう時は、お腹をすかしていて早く早くとせがむでしょうし、父親がいる時は、子供はなかなか話に、はいっていけないかもしれません。子供にとって、食事のあとの時間に母親と同じ作業をしながら一緒に時間を過ごすのは楽しい時間だったのかもしれません。

いつの時代でもキッチンは母親の舞台です。記憶にのこっていく母との思い出、大人になっても残る母親の像はキッチンにたつ母親の姿かもしれません。親子でお菓子作りというような特別なことでなく、一緒に並んで何かをするそんなことが日常のコミュニケーションなのでしょう。最近は食洗機が普及し、親子が一緒にお皿を洗うという風景は無くなってしまったかもしれません。でもそれでもキッチンで母親と会話をすること、それは大人になってもいつも思い出すに違いありません。

キッチンを考える時、家族とのコミュニケーションをしたいという話はよく聞きます。そうした理由もあって今ではキッチンがどんどん表舞台にでてきています。オープンキッチンは家族のコミュニケーションの象徴として考えられるようになっているからです。しかしそれは誰とのコミュニケーションなのかを考えてみる必要がありそうです。若い時は夫婦や友人と、子供が小さい時は子供と、子供が大人になるとまた夫婦で、そして最後は一人で使うというようにコミュニケーションの相手は家族のかたちの変化で変わるでしょうし、その時々キッチンの前にいる相手も違うでしょう。コミュニケーションの仕方でキッチンのあり方もかわるとすれば、キッチンの最適なプランニングというのは千差万別となります。

でも、もしキッチンが母親と子供のコミュニケーションの場として大切な場所だと考えると、その配置にはヒントがありそうです。前述の話のように必ずしも向き合うのでなく並んでみるというのもあるのかもしれません。みなさんはお母さんとのキッチンでの会話、どんな思い出がありますか。ご意見お寄せください。

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