キッチン会議

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テラスに続くキッチン

コラム | 2016.6.28

天気のいい日には外で食事をする。そんなライフスタイルはどうでしょうか。日本は四季に恵まれ、外でも過ごしやすい季節は少なくありません。外に出てみることで自然の変化を体で感じてみてはどうでしょうか。普段忘れがちな、自然との接点、たとえ都会の中でも風を感じたり、空や雲を眺めたりするのは大切なことです。テラスには季節を感じる植栽や花、料理に使えるハーブやそのまま食べられる野菜などを植えるのもいいでしょう。最近はミニトマトなど簡単に育てられるキットも売っています。
下の図面をご覧ください。2つの間取りを考えてみました。一つ目は大きなテラスに向かって窓越しにキッチンを配置してみました。キッチンにはカウンターをつけて窓から直接料理をサーブして食べます。家の中にもダイニングを作っていますができるだけ外の空間で過ごしたいと思います。

次の絵は、大きめのダイニングテーブルを置いてみました。家の中のキッチンから勝手口を通ってサーブする感じです。部屋の中から外まで一体のカウンターに見えるように工夫しました。テーブルの質感を合わせてあげれば、たとえ家の中にいてもいつも外の状態を感じれるようになりませんか?

今回提案している間取りは戸建のものですが、最近ではマンションでもバルコニーをうまく活用しようという動きも見えます。こうしたバルコニーをうまく暮らしの中に取り入れる人はバルコニストと呼ばれています。決して大きくないバルコニーであっても、小さなテーブルや椅子を置くだけで暮らし方は変わるでしょう。

さて、こうした外部空間をうまく使うために、どうしてもお勧めしたいのはオーニングです。パラソルでもいいかもしれません。日よけにもなりますし、急に降ってきた雨をしのぐにも便利です。このオーニングがあるだけで、一気に非日常感が盛り上がります。マンションであれば上の階のスラブの下をみて過ごすのではなんとなく味気ないものです。また夏の暑い日にも日よけをするだけで、家の中の温度の上昇も避けられます。そしてなによりもシェードを通した光が家に奥行きと豊かさをつくり出してくれます。窓をできるだけあけて暮らすためにはこうした中間領域を作り出す装置が必要なのです。そして自然の変化を体で感じること、現代人が忘れかけている大事な感性なのかもしれません。遠くの自然の中にいかなくても、日常の、しかも都会の中でこうした時間を積極的に過ごすことで暮らし方は変わってくるはずです。ハンモックなどをつるして昼寝をするのもいいでしょう。照明などもちょっと工夫するだけで随分と雰囲気は変わるでしょう。食卓の上にはキャンドルを置いて、出来立ての食事と好きなお酒を用意して、長い夜を家族や友人と過ごすのも素敵ですし、休みの日に、テラスで1日をゆったり過ごすのも悪くありません。外部空間をもっと使ってみる。そのためにもキッチンとバルコニーの関係を考えてみる。
いかがでしょうか。みなさんのご意見をお寄せください。

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