キッチン会議

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ハーブを植える。ロックスパイラルガーデン。

コラム | 2016.7.12

みなさんはロックスパイラルガーデンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。家庭用の螺旋状のハーブガーデンの作り方です。下の絵のように螺旋状に徐々に高くなって真ん中を一番高くします。直径約1.6m、高さ1〜1.3mの築山を、石を積んでつくります。

図面引用:パーマカルチャー「農的暮らしの永久デザイン」より、ビル・モリソン、レニー・ミア・スレイ著、田口恒夫、小岩井慶子訳、1993年発行 社団法人 農山漁村文化協会 発行

家庭で使うハーブ類を少しずつ植えて、キッチンからすぐ近くの場所に、必要な時にすぐに摘めるように考えたハーブガーデンです。石段の上に足をかければ、靴が土に触れることなく、長靴に履き替えなくても作業ができるのです。また水撒きも一番高い所につけたスプリンクラーひとつで簡単にできます。高さを変えて、螺旋状になっているのは、植物によって日当たりを好むものや日陰を好むもの、また高さによって乾燥を好むもの、湿気を好むものとわけて植えることができるからです。日当たりのよい乾燥する側にはタイム、セイジ、ローズマリーなどの油気の多いもの、湿った日陰側にはミント、パセリ、チャイブ、コリアンダーなど、一番下にはビニールを敷いて小さな池をつくりクレソンを育てます。

下の絵をごらんください。家のキッチンと庭との関係です。絵のようになるべくキッチンの近くにおいて、雨が降っていても傘をさして簡単に取りにいける距離につくっています。このように料理に使うものはキッチンの近くに、汚れずに、取れることが大切です。家から離れた畑の中では、ついつい収穫を忘れてしまうことも多くあるからです。

いかがでしょうか。みなさんもハーブを植えるロックスパイラルガーデンを台所の近くに作ってみては。料理をするのが一段と楽しくなるに違いありません。


*このロックスパイラルガーデンは1970年代オーストラリアの生物学者ビル・モリソン教授が、自給自足的な暮らし方や農的な暮らしを体系的にまとめたパーマカルチャーの中で紹介されています。
パーマネントとアグチカルチャーを合わせた造語で、人間の暮らしを自然の法則に従って、いかに手間をかけずに、持続可能な農作物の育て方を研究し、庭の作り方だけでなく動物の育て方など、家の作り方、さらに自然のエネルギーを上手に使っていくかということを研究しています。その後これらの考え方は世界中に広がっていき、日本でも1996年にNPOパーマカルチャージャパンが神奈川県藤野に設立され、すでに多くの人が講座に参加しこの考え方を学んでいます。

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