キッチン会議

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換気扇の掃除とレンジフード

コラム | 2016.10.18

キッチンのアンケートをとると、「シンクの排水口と換気扇の掃除が大変」との声が多く寄せられます。今回はその換気扇の掃除について考えてみましょう。多くの方は、掃除と密接に関わる内部の構造については意外にご存知ないかもしれませんので、少し歴史を振りかえってみましょう。
昔は壁に直接、プロペラファンを取り付けていました。排気量は多いのですが、ファンに油や汚れが付き、掃除が大変でした。また見た目の問題もありますし、キッチンが直接外壁に面していないところでは使えません。マンションではキッチンを家の真ん中に置くような間取りが主流になり、ダクトを使って離れた場所に排気する必要が生まれました。そこでシロッコファン(70年代から)と呼ばれるファンが生まれました。これはとても便利なのですが、ファンにはたくさんの羽があるので、やはり掃除は大変でした。そこでいかに掃除を楽にできるかが検討されてきたのが最近のテーマです。
そもそもファンが回っている場所まで油や汚れが届かないように、フィルターに付着させるというのが初期の製品です。その次に、整流板と呼ばれる板が登場します。これを取り付けることで、吸い込みの効率が良くなりました。すると同時に、この整流板やその周辺の油や汚れを落とし易くする表面加工技術が発達し、掃除がずっとしやすくなります。とはいえやはりファンには油がつくので、ファンを取り出して洗わなければなりません。そこで簡単にファンが取り外して洗える商品が誕生します。今では、アタッチメントをつけてファンが簡単に取り外せるものや、ファンを自動で洗浄する機器もあります。さらに新しい技術では、オイルスマッシャー(最新換気扇の機能です)という板をファンの下に装着し高速回転で煙に含まれる油を取り除きファンの汚れを大幅に軽減させる商品も生まれています。このような新しい技術によりレンジフードの掃除は日増しに楽になってきています。
また最近では油、汚れ、臭いをフィルターでとって空気を循環させるという機器も生まれています。ファンが小さいためにとてもスッキリとしたデザインが可能で、照明器具と一体になったものもあります。
これはダイニングテーブルの上に設置して、油や臭いを取ってくれるので、鍋やすき焼きなどを行う場合に快適に食事ができそうです。
このような技術の進化は、掃除に対してだけでなく、調理中の湯気や油の吸い込みを強くし、臭いや煙を気にならなくすることで、アイランドキッチンのように家の真ん中にキッチンを置くスタイルを後押しするようになります。ますますレンジフードのデザインは多くの人の関心の的になり、薄くてシンプルなデザインが求められるようになってくるのです。レンジフードはこれからも進化し続けるに違いありません。
最近の新しい機能の換気扇、実際に見に行ってみるのもいいかもしれません。

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